怒らせる人

ここに2つの相反する考え方があったと
する。それをAとBとすると、大概の
人達はどちらかに分かれる。
でも僕は「AでもBでもない」と考える
事が多い。


どちらの考え方にも共感する部分と出来ない
部分があるからで、共感できない部分に目を
瞑ってどちらかに属する事が出来ないからだ。
それを口に出すと「無責任だ」とか言われる
ので具体的に説明するけれど、理解して
もらえる事はあまりない。


理解してもらえないならまだ良い方で、
「Aこそが正しい」と信じきっている人と
話をすると、Bの要素を持っている僕は
危険思想の持ち主みたいに言われる。
自分の考えと真逆の取られ方をされる。
こうなると何を言っても聞く耳を持たなく
なる。


僕の言い方が良くなかったのだろうとは
思う。横で聞いていた人に後から指摘
された事もある。人を馬鹿にしていると
取られる事もあるので、話し方にも
気をつけている。
それでも時々逆鱗に触れてしまう。
分かってもらおうとして、余計に
言わなくても良い事を言ってしまうようだ。


そうやって人間関係が壊れてしまった事が
何度もある。特に集団の中でそれをやると
腫れもの扱いされるので、集団そのものが
とても苦手になった。ここまで言われると
いう事は自分が悪いんだろう。
でもどうすれば良いんだろう?


写真の世界で会った人達はそういう僕に
とても寛容で、言わんとする事をすぐに
分かってくれた。「また通じないのかな」
と思って必死で説明していると「ツルタ、
みんな分かってるって」と笑ってくれた。
とても救われた事を覚えている。


けれど今の生活ではまた変わってきていて、
弁明さえ許されない事もある。
昨夜もそんな事があって、2対1で
僕が間違っていると言われ続けた。


きっと間違ってるんだろうな。
どうやったら治るのだろうか。