融通の利かない奴

パソコンのプリンターを買い替えようと思った。
前回の「sitting on the dock」ではプリントに
ついても結構お褒めの言葉を頂いたのだが、
自分ではまだ満足できない部分があったのだ。


加えて前回の時に唯一、プリントに細かい指摘が
あった。「そんな所までケチつけるか?」という
内容で、そんな事で写真そのものが変わる訳じゃない。
揚げ足取りみたいな話だ。
他の人も「気にしなくていいよ」と言ってくれたのだが、
それを言われる事自体が僕には気に入らない。
下らねえ事言わせてたまるか、という思いがあった。


で、ここ数日比較検討して、「これだ」という
プリンターが見つかったのだが、僕のパソコンのOSが
これに対応していない事が分かった。
「やれやれ」と思いOSのアップグレードを考えたが、
そのソフトがもうどこにもない。あちこち探しまわって
見つからず、ネットでようやく見つけた。でも高い。


買おうかな、どうしようかなー、と考えてて更に気付いた。
「OSを上げたら、今度はソフトが対応しないじゃねえか」
溜息をついた。キリがねえよ。


モノクロの引伸し機が、極めて洗練されたツールに思えて
くるのである。僕の引伸し機は知り合いから買った中古だが、
8年使って故障一つ無い。「印画紙が変わったから」とか
「展示サイズが違うから」などと言う文句は一切言わない。
いつも、何年経っても、期待通りの仕事をしてくれる。
それに比べて何なんだ、デジタルは。


考えてもキリが無いので風呂に入ろうとしたら電話が。
「絶対にお得なフレッツ光のご案内を....」
うるせえよ。