図書館日和

仕事を辞めてから1ヶ月が過ぎた。
僕はまだ無職である。
面接の予定はあるが連休後なので、
今はそれに向けて勉強しているところだ。


ハローワーク以外にいわゆる転職サイト
にも登録しているので、毎日かなりの
量のメールが届く。
それを見ていると「もしかして選び放題
なんじゃないか」と勘違いしそうになるが、
よく見たらそういうことは無い。
化学の仕事ひとつとっても微妙に専門外
だったり大学院卒が必須だったり。
そうそう甘くはない。


でもまあ求人はあるんだから、贅沢言わずに
そこから見つけてさっさと申し込みなさいよ、
と言われそうだがそれがなかなか難しい。
失業申請から最初の1ヶ月は、ハローワーク
から紹介された仕事じゃないと再就職手当
支給の対象とならないからだ。
僕の場合、今月の25日まではそれに該当する。
良さそうな仕事を見つけても手が出せないのだ。


なんで再就職手当にこだわるかと言うと
(生活費を稼いでいない状況でこういうことを
書くのもなんだが)、秋に行う個展の費用と
してあてにしているからだ(はははははは)。
目の前に「生活」という名の大きな壁が
そびえていて、日々胸をぐりぐりとえぐって
くる状況ではあるけれど、個展は別だ。
どうしてもやりたいのだ。


そんな訳で僕は今日も市立図書館で、勉強の
合間にこれを書いている。
この図書館は先月リニューアルしたばかりで、
明るくて綺麗なところが気に入っている。
いま僕がいる閲覧室の窓際席からは高松の池
が見える。よい天気だ。


窓際席は机も広いしACとUSB両方の充電端子
が備え付けられている。ここを使う人達の
多くがパソコン使用者で、いま僕の隣にいる人
MacBookiPadをそれぞれスタンドに載せて、
外付けのキーボードとマウスでひたすら何かを
作り続けている。長時間作業する為だろうか、
クッションまで持ち込んでいた。そういう作業を
するには適した環境だと思う。


蔵書もなかなかのもので、例えば英米文学だと
他では見られないか文庫本しかない本や見たこと
のない本が、ここでは単行本で収められている。
あとは郷土資料も豊富で、それ用の部屋もある。
紫波町図書館もかなり充実しているけれど、
ここは凄いな。


あとは何より、駐車場が無料なのが助かる。
県立図書館も勉強や調べ物をするには最高だが、
盛岡駅の裏なので無料駐車場が無い。
そういう訳で、蔦屋書店か市立図書館で
過ごすことが多いのである。
ではそろそろ、勉強に戻ります。