８日から17日まで、大学は一斉休業となる。
早い話が夏休みだ。
年休とは別に休みが３日出て、さらに年休を
２日使う決まりになっている。
年休が足りない人には特別に２日休みが出る
らしく、早い話が「全員、何が何でも休め」
という事なのである。
こういう職場で働くのは初めてだ。
すごく嬉しい。
僕が今まで働いてきた職場はいずれも年中
無休で、常に誰かが出勤していた。
なので何か問題が起きると、こちらが休み
だろうが寝ていようが連絡が来る。
場合によっては休みを返上して出勤しなけ
ればならない。
かつては「それも仕事だ」と思っていたが、
写真を始めてからは本当に苦痛になった。
なぜか撮影旅の最中に電話が入る事が多くて、
トラブルかクレームに関する連絡や問い合わせ
ばかり。一気に撮る気が失せるのである。
かと言って携帯の電源を切るのもなんか、
責任感に欠けている気がするし。
自分絡みのトラブルが無かったとしても、
休みを終えて帰って来ると周りの視線が
なんか冷たい、というのは何度もあった。
僕が休んでいる間に仕事が増えてバタバタ
していたらしく、「こっちは忙しかった
のに一人だけ楽しやがって」という視線を
感じて何とも重っ苦しい気持ちになるのである。
親の病気で休んでいたときでさえ、そうだった。
なので、一斉休業できる職場にずっと憧れて
いたのである。休みの日は仕事が完全に止まる
職場って、本当に夢のようだ。
とは言え一斉休業の弊害もあって、今は年末
進行ならぬお盆進行の真っ最中である。
先週からかなり仕事を詰め込んでいる。
実験の中には半日から２日くらいの時間を要する
工程もあるので、結局は何回か出てこなければ
ならないだろう。ま、それくらいは仕方ない。
全員が休めて、自分でスケジュールを決める事が
できて、しかも屋外作業無し。
続いても４年しか働けないけれど、それでも
ありがたいと思っている。
でも、続けばいいのにな。
