逆立ち

朝から写真のセレクト。
まだやってます(とほほ)。


前回選んだ写真を床に並べて、違和感の
正体に気付く。DMの写真に引っ張ら
れているなと。なおかつ全体のトーンを
統一しようとし過ぎているのね、と。


こないだ「四号線」のセレクトをやった
時はトーンを統一していて、それが
上手く行った気がするが、個展でやる
には数が足りないなと思ったのだ。


いつもより枚数を絞り込んだ展示に
したいなあ、というのも変な締め付けに
なっていたようだ。真っ先に落とした
写真の中に「おいおい、これを外すか?」
というのが何枚も出てきた。
時間を置いて良かった。いつも通り
やります。


とは言え、いつもと違う難しさもある。
昨年の「虹の下で」は岩手、長野、
和歌山の写真から展示したので、
それぞれ異なるピーク、特色があって、
構成する上ではやり易かった。
岡山での展示はそれに千葉の写真が
加わったので、難しいのは何をカット
するかだった。


今回は極端な事を言えば1ピーク、
1トーンなので、すごく不安になるので
ある。「た、足りなくないか?」と。
写真を入れ替えてからだいぶ雰囲気は
変わったが、なかなか絞り込めず、
ずっと考え込んでいた。


休憩しながら友達とLINEのやり取り。
「写真が選べなくてねー」と書いたら
「逆立ちして写真を見てみたら?
視点が変わるかも」と。
へ?逆立ち?なにその発想?


さっそくやってみた。そしたらこれが
非常に新鮮な感覚であった。
「なんだなんだ?」と思うと同時に、
頭がスッキリしたのである。
おおお。新しい事を学んだぞ俺は。


おかげで大体絞れた。あとはプリント
しながら見直す事にする。
それにしても逆立ちか。思いつかない
なあ。人の話は面白い。