仕方なくはない

昨日の夜上司に呼ばれて、「先月の
残業が非常に多かったので、今月は
他の手伝いはせずに早く上がってね」
と言われた。残業ランキングを
見たらフロアで2番目だ。
他にも同じ班のメンバーがランクイン
していた。


今の時期、僕らの部署が一番忙しい
ので、会社全体でも2番目になる。
1位はトラブル対応を一手に引き受け
てる忙しい人なので論外。
おー、実質残業1位。会社員時代
以来だな。
結構シャレにならないレベルの残業
時間なのだが、何の対策も無かった。


「この仕事量はひどい。きつすぎる」
という声に全く耳を貸さず、根本的な
対策も取らずに「仕方ない」で済ませて
仕事をどんどん押し付けてきたのは
どこの誰だ。その仕事から自分だけ
逃げて、「悪いね」の一言で全部部下に
被せてきたのは誰だ。これは天災じゃ
ない。「仕方ない」事ではない。


僕は普段、残業が少ない。
写真の時間が欲しいので、いかに
早くたくさん仕事が捌けるかをいつも
考えているからだ。でも今回は異常な
仕事量だったし、対応できる人間も
限られていたので抑えきれなかった。
結果がこれだ。


ニコニコ笑って「はーい」と答えた。
今頃気付いたか。
「まあ今月は大丈夫だと思うけどな」
果たしてそうかな。根本的には何も
解決していないし、カバーできる
メンバーは少ない。
残業できるギリギリまで手伝う事に
なりそうだ。


仕事を机の上の、根拠があやふやな
数字だけで計画し、その結果を確認も
検証もせず、予想外の事柄に対しては
「仕方ない」か「お前らのやり方が
悪い」と下に押し付けて逃げる。
そういう偉いさんが増え続けている。
どこもかしこも。
どこで限界に達するのだろう?
達したらまた良くなっていくのかな?
僕には分からない。


今日も少し残業した。やれやれ。