客観という名の埠頭

土日はギャラリーにいた。珍しく大田さんの横に(いつもよりは)
長い時間座って、お客さんに挨拶したりした。


なんか意見を聞きたかったし、「やっぱ居るべきなのかなあ」と思ったのは
確かだが、なぜギャラリーに居続けたか本当の所は自分でも分からない。
しばらくするとやっぱり奥に入って、本を読んだりしてしまった。
「頑張ってみました。でも直りませんでした、引っ込み思案」
てな感じだろうか。えーい、いい歳をして。


そんな少ない情報の中でも、結構良い反応を戴いている。
一番多いのが「カラーの方が良いんじゃない?」ってやつだ。
去年の「colored」の時も、なんかいつもより反応が熱かった気がする。
うーむ。嬉しいけれど複雑だ。


今年2回目の個展をカラーにした理由のひとつがそれで、いつもの
モノクロームと最近のカラーを同じ土俵に上げてみたかったのである。
僕自身はどちらも同じくらい好きだ。ただ、人はどう見るのだろう?
その事に興味があった。


人が良いと言った方を続ける、という意味では決してない。
ただ、自分の写真を極力客観的に判断したかった。



で、結果ですが....わかりません。
なのでしばらくは、この「二毛作」体制を続けて行く事になる。
ただモノクロームは、そろそろ一度まとめる時期なのかなあとも思っている。


自分の事になると、難しいなあ。