昨日、今日と土沢にいた。
いつものようにお客さんの振りをしてフラフラしながら、
それとなく様子を見ていた。
表通りの明るい場所なので、結構な数の人達が観に来る。
写真をやってるような人はごく僅かで、このイベント全体を観に来て
ふと通りかかった、という人が圧倒的に多い。
どういう風に見られるのだろう？すごく興味があった。
結果から言うと、めちゃくちゃ面白かった。
岩手の写真は割と隅っこの、どこだか分からない場所の写真が多いのに、
結構当てられた。「へえーっ。あの場所がこんな風に映るんだあ」
すごく嬉しかった。
或るおばさん達の集団が言った一言も忘れられない。
「東京とか大阪ったって、こっちと変わんねじゃあ」
もちろん、「何だか分かんねえなあ」という顔をして出て行く人もいる。
「昔の風景だと思った」なんて書いてくれた小学生の子もいた。
芳名帳の書き込みもそうだが、反応の全てはすごくストレートで、
それがすごく楽しかった。
東京でやる時の、ある種シビアな空気も面白いけれど、こういうのもいい。
気楽に見てもらえばいいのですよ。写真は、楽しいんだから。
