メンテナンス

また間が空いてしまった。
心配してくださった方々、ありがとう
ございます。「もう」とは言いませんが、
とりあえず大丈夫です。
また今日から、適当な事を書きます
(おいおい)。


実は1月にも横浜に行っていた。
それはたまたまライヴチケットが当たった
からで、ついでにギャラリーに顔を出したり
楽器屋巡りをしたり友達に会ったりして
とても楽しかった。が、その前後に色々
あって、書くタイミングを逃していたのである。


その時にギターを修理に出していた。
ギブソンのJ-50、トップに割れが入ったやつを
原宿の松下工房に持っていったのだ。
有名なリペア・ショップで、僕がここで修理を
お願いするのは今回で3回目だ。
郵送しても良いのだが、大事にしてるギター
だし、そこの職人さんが感じの良い人達なので、
色々教えてもらおうと思って家から抱えて行った。


割れは大した事ないそうで、一応補強しましょう
という事になった。既に一度補強した形跡がある
そうで、とても綺麗に直してありますねと言われた。


以前にも書いたが、このギターはかつて吉祥寺に
あった「J.J.Music」で買ったものだ。
あのマスターが直したのだ。そういやそんな事を
言ってたっけ。やはり腕の良い人だったんだ、と
思って何だか胸が熱くなった。元気かなあ。


割れは大したこと無かったが問題はネックで、
ボディの付け根から起き上がる「ハイ起き」と
言われる状態になっていた。
「管理が悪かったんですか?」
「いやあ、よくある事です。古いギターですし」


きれいな状態ですよ、と言われて少し安心するが、
こうなるとネックの中にある「トラスロッド」の
調整では直せない。フレットとナットを交換して
ブリッジの高さを調整するのが一番だと言われた
(この辺は軽く読み流してください)。
オーソドックスな修理方法だが、お金はそこそこ
かかる。やっぱりな。


でも大事なギターなので、思い切ってやる事に
した。それがこないだ終わったのである。
めちゃくちゃ良い音になって帰ってきました!


最初にEのコードを鳴らす。「ジャーン!」と
張りのある音が飛び出した。
「おおおおっ!」思わず声が出た。
いやあ、凄い!音が若返って、低音も高音も
しっかり出る。軽く弾いてもしっかり鳴る。
どんな曲調にも合う。


きちんと調整されて、弾き易くなった。
これは凄い。少し不安があったのだけれど、
やって良かった。メンテナンスって大事だな。


と興奮したところで我が家にあるもう1本の
ギブソンが目に入る。B-25、スモールサイズ
のギター。この20年間で一番弾いてるギターだ。
ほぼ毎日弾いている。ケースから出しっぱなしで
弦も張りっぱなし。
恐る恐る、チェックしてみる……うわあ。
がっつりハイ起きしてるわあ。


B-25の弦を緩めてケースにしまう。
これも直さなきゃ。修理代は多分…うわあ。
しばらく無理だあ。


でも絶対に直す。しっかりメンテナンスして、
できるだけ長く使うのだ。
もうそんなに時間は無いのかも知れないけど、
できるだけ。