寒波

最強の寒波襲来、なそうで。
月曜日の朝から気温は下がるわ
雪は降るわ。
最低気温が毎日-9から-10℃で、最高気温
もマイナスの真冬日が続いている。
月曜日は最高気温も-7℃だった。


マイナス二桁まで気温が下がると、
やはり別次元である。寒いというより痛い。
外に出るとある種の恐怖を感じる。
最近「だいぶ寒さに慣れてきたなあ」と
思っていたが甘かった。
これが岩手内陸部の寒さである。忘れてた。


雪が降って気温が下がると、次は道路の
凍結だ。毎日、車の運転が非常に怖い。
交通量の多い国道なら大丈夫かと思ったら、
月曜日は国道ですら全てアイスバーン
化していた。


大学まで18km、全て凍結。
アクセルをふかせば滑り、ハンドルを
ちょっと切りすぎたら滑り、ブレーキを
踏めば当然滑る。うちの車は軽で、4WD
でも無いので尚更だ。
速度を落として、いつもの倍近く時間を
かけて慎重に運転してはいるけれど、
それでも怖い。


それにしてもよく滑る。学生時代に運転
していた時と感覚が違うなと思っていたら、
あの頃はスパイクタイヤが使えたのだ。
スタッドレスがいかに発達したとは言え、
アスファルトガリガリ削る位強力な
スパイクに比べればやはり劣るのではないか。
もしくは運転の仕方がまだ分かっていない
のかも知れない。


怖いけど、慣れなきゃなあという事で
毎日車で仕事に通っている。
除雪車が入ってくれたのは有り難いが、
そのタイヤで路面が凸凹になってそのまま
凍ったのでさあ大変。砂利道を走っている
かのような振動に加えて、ちょっと
ハンドルを切りすぎると途端に滑ってしまう。
特に月曜日は行きも帰りも酷かった。
相当緊張していたんだろう。家に帰って雪かき
して寝たら、翌朝体重が1kg減っていた。


北国の人達は分かっているから、みんな
速度を下げて運転している。どんなに
速くても時速50km、今週は30kmまで
落としていた。煽ったり割り込んだりする
バカはまず居ない。これは本当に有難い。
これだけでもだいぶ落ち着いて運転できる。


ただ時々居るのがやたら車線を変更してくる
バカで、こっちが車間距離を多めに空けて
いると突然入ってくる。すぐまた隣の車線に
戻ったかと思うと、また入ってくる。邪魔だ。
極力ブレーキを踏みたくないので、非常に
腹が立つ。そんなにチョロチョロ動いたって
早く着く訳じゃねえだろうに。


この手の車の、9割がなぜかワゴン車だ。
パワーあるし、4WDだからやれるんでしょう
なあ。ふざけやがって。


昨夜は雪が降らなかったので、思い切って
裏道を走ってみた。東北本線と高速道の間を
走る農免道路で、元々僕はこちらを通って
通勤していたのだ。信号が少ないのが良い。
が、これが大誤算。全面かなりハードな
アイスバーン。除雪していない箇所もまだ
あるし、道幅が狭い。
裏道の割には交通量が多くて、対向車も
多い。しかもトラック。
反対車線側にスリップしたらおしまいだ。


おまけに田んぼの真ん中なので雪煙が舞い
上がって時々前が見えなくなる。
一度車を停めて一服したいけど、そんな
場所は無い。ノンストップで約1時間走った。
何とか無事に大学に着いたけど、怖かったー。


とにかく、あと1日だ。無事に帰れますように。