Shameful Road

大学が入構規制になって1週間が過ぎた。
昨日また1名感染者が出たそうで、今の
ところ解除の動きは無い。


学生のみが入構できないだけであとは
いつも通りなのだが、一つ大きな違いが。
理工学部の食堂が閉鎖されてしまったのだ。
少し離れた中央食堂のみが営業ということ
で、行くのがちょっとめんどくさい。


この中央食堂、文系学部の近くにあって
雰囲気がちょっと違う。早い話が明るい。
学生の頃、一般教養課程の時はここで
食べていたが、工学部とはまるで雰囲気が
違うので、いつもちょっと引け目を感じて
いた。


工学部から中央食堂に向かう道を歩いている
時点で既に違和感を感じていた。サークル
なんかもあってみんな楽しそうに話してて、
「ああ、世界は本当は明るいんだな」と
思っていた。みんな楽しそうだな、入って
いけねえなと。それが辛くてウォークマン
付けて外音を遮断したら、余計孤独になった。
自意識過剰ですね。


ここ1週間、昼食の度にこの道を通るのだが、
その度に当時の記憶だとか過去の発言だとか、
いわゆる自分が「イキった」記憶がやたら
甦ってくる。大学時代だけでなくその後の
社会人時代も。なんで覚えてたんだこんなの。
どんな記憶?と尋ねられても答えられない位
みっともなくて、本当に思い出したくない
過去ばかりだ。それが突然脳の片隅からポンと
飛び出してくるから、たまったもんじゃない。


さっき昼食を食べてきたのだが、帰りにまた
フラッシュバックしてしまい、思わず声が出て
頭を抱えた。見た目、完全に不審者。
学生さんが居なくて良かった。


多分、大したことじゃ無いのだ。
よくある事だ。他人に話してもそう言われる
だろうが、その時の自分の未熟さを思い出すと
居ても立ってもいられなくなる。
何してんだか。もう53歳ですよ僕。


でも、まだ大学勤務で良かったかも知れない。
中学とか高校での勤務だったら僕、多分
おかしくなります。
恥の多い生涯を送ってきました。やだやだ。