不凍栓

寒冷地では家の中に不凍栓が複数
取り付けられている。
毎晩寝る前にこれを閉めて水を抜き、
配管が凍結するのを防ぐのである。


蛇口毎に1つずつ付いていることが多いが、
1ヶ所だけうっかり閉め忘れて、朝その場所
だけ水が出なくなったとか、閉めたのに
不凍栓周りの施工が不十分で、水が抜け
切ってなくて凍ったとか、凍結の経験は
誰しもあると思う。
最近は電気ヒーターを取り付けている所も
あるかと思うが、それとて万能では無い。
何せ岩手の県北部は本州で一番寒いのだ。
水抜きは非常に大事なのである。


同じ岩手でも釜石は暖かかったので、
そこまで水抜きには気を使っていなかった。
なので、盛岡に引っ越した最初の年はえらい
目に遭った。何度凍らせた事か。
今でも我が家では、寝る前にやかんなどに
水を溜めておく。凍結対策だ。


川崎に出た時にすごく嬉しかったのが
「雪掻きと水抜きが無い」という事だった。
これが無いだけでどれだけ気が楽になるか。
いくら呑んでも水抜きを気にせずに安心して
寝れる!(はあ?)
でもまた、その生活に戻ってきたのである。


という訳で不凍栓は見慣れていたのだが、
いま盛岡に借りているアパート、mujinaには
もう1つ、台所の床に「湯抜き栓」という
ものが付いている。これは初めて見た。
不凍栓を閉めても、給湯器の出口から蛇口
までは水が残ってしまう。それを抜く為の
物だ。実家には無い。


このアパートは盛岡でも北の方にあるから
かな、と思ったが今は割と一般的らしい。
使った事が無かったので今日、ガス屋さんに
来てもらって使い方を教えてもらった。
普段住んでないから、ここはちゃんと覚えて
おかないとね。


ついでに大学に寄って濾過と再結晶をやった。
最近、ほぼ毎週休出している。
全く苦にならないのが不思議だ。


そんな訳で今日から3連休が始まった。
撮影に行きたいけど、岩手でもクラスターが
複数発生して感染者が急激に増えているので、
家でおとなしくしてようかと思っている。
できれば。