mujina gallery

昼から盛岡へ。休日だが大学へ実験を
しに行く。


と言っても、昨日から室温で放置していた
三角フラスコ2個を冷蔵庫に移すだけだ。
自分の実験室なので誰かに鍵を借りなくても
入れる。あっという間に終了。


その後は歩いて10分程のところにある
アパートへ。途中コンビニで買い物をして
昼食と、缶ビールを1本だけ買う。
念願のアパート飲みをやろうと思ったのだ。
1本だけだけど。今までは車で来ていた
ので、出来なかったのである。


窓を開けて空気を入れ替え、荷物を置いて
録画していたテレビ番組を観ながら
ビールを飲む……美味い!
いいなあ、気持ちいいなあこの部屋!
久々の一人時間、ほんとにいいなあ!


倉庫兼息抜き場所として借りたこの部屋で
あるが、家具が殆ど無いので壁のスペース
が結構空いている。こないだ来た時に
「これはギャラリーとして使えるんじゃ
ないか?」と思ったので、寸法を測ってみた。
結果、今のままでもA4もしくは6切の
直貼りならば、台所やその他のスペースまで
含めれば24枚展示できることが分かった。
これはいい。


以前「非常設のギャラリーを作る」という
事を考えていた。固定の物件を借りるのでは
なく、例えば昔からある四日市とか十日市
みたいに、月の決まった期間だけどこかに
スペースを借りて開くギャラリーを作れ
ないか?と。
それだったら一人でもギャラリーを作れるん
じゃないかと思った。
色んな人から否定されたけど。


要は展示の回数を増やして自分の写真を客観的
に見れる環境を作りたかったのだ。
でも常設ギャラリーだと維持費がかかる。
自主ギャラリーに加わると維持費は分割されるが
集団、組織に関わるのが面倒だった。
ギャラリーと名付けた以上、人に見てもらえる
ようにすべきなのだが、まずは僕自身が客観的
に見れるだけでもいいなと思った。
とりあえず展示する場所が欲しかった。


当初この部屋はそのように使うつもりは無く、
蒼穹舎等で展示する前に壁の一面を使って
展示の構成を考えたりはできるかなあと考えて
いたのだが、それ以上の事ができそうだ。
面白いぞ、これは。


ギャラリーの名前は決まっている。
「mujina gallery」である。大文字か小文字か
まだ決めてないけど。
非常設ギャラリーを考えた時に頭に浮かんだのが
小泉八雲の「貉」であった。
「ここにギャラリーあったなー」と観に来たら、
何も無くて葉っぱだけ残ってるようなイメージ
だった。ま、この場所もいつまで維持できるか
分からないからねー(がんばろ)。
この名前、実は既に使っていて、以前製作した
2冊の私家版写真集の発行元はいずれもmujina
galleryである。


さらにこの間、郵便局から居住確認のハガキが
届いていたので、僕の名前とギャラリー名を
書いて送り返した。
つまりmujina galleryが郵便局の原簿に登録
された訳で、このアパートの住所に「mujina
gallery宛」で郵便を送るとちゃんと届くように
なったのです、って誰に教えればいいのか
分からないけど。
自分で出そうかな(寂しいなあ)。


最初にやる展示も既に決まっている。
まだまだ先になると思うのでその話はまたいずれ。
やりたい事はたくさんある。どこまで実現できるか
分からないけど、考えてるだけで楽しい。