言い訳たらたら

また誤解を招くような事を書いてしまった
かなあ、と思った。「納期」の話だ。


前回書いたのは、例えそれが必然性が
なかったとしても、僕自身は納期に
こだわりたいのだ、という話だ。
でも読み返してみると、「何がなんでも
納期を守らなきゃダメだ」という意味に
取れた。それは違う。


製造業ではそうだけれど、それが写真に
全て当てはまるかと言えばそうでもない。
きっちり締切を守ったつまらない作品
よりは、ギリギリだろうが予想できない
ような素晴らしい作品が出てきた方が
面白い。


でもその線引きは難しい。
作家が「俺は良いものを作る為には締切
なんか関係ねえんだよ!」と言って、
結果出てきたものがつまらなかったら
もう目も当てられない。


だから僕は納期を守ろうと思ったのだ。
限られた時間の中で、持てる力を全て
振り絞って作ろうと。
僕の場合、時間をかけたから良くなる
訳ではないからだ。


製造業と写真をごっちゃにしてた訳
ではないが、自分の中にどこかそういう
考えがあった事も事実だ。
文章にしてみて気が付いた。
でもそれは間違いなのでグダグダと
言い訳させて頂く。カッコ悪いなあ。


今日から2月展示に向けての作業を
始めた。まずは3年前に横浜で撮った
ポジ・フィルムをスキャンする作業
から。これが終わったあたりで新作の
現像が上がってくるので、引き続き
スキャンして、セレクトして、
プリントだ。


今年4月の展示がベースとなるのだが、
少し違ったものが出来れば良いなあ、
と思っている。年内はこの作業に専念
します。