潜伏日

やってもうた。
朝起きた瞬間に後悔する。飲み過ぎた。


撮影が一段落して早起きする必要もない。
どこかに出かける用事も無い。
しいて言えばそろそろ床屋に行かないと。
髪が伸びてきておまけに真っ白で、鏡を
見ると老いた野良猫みたいになってきた。
行かないと。


スマホも調子が悪いし、新しいのに
変えないとなあとか考えつつ、
昨夜は大量に焼酎を呑んだのである。
「結構呑んだなあ。でも焼酎はねー、
次の日残らないから」
しっかり残りました。


目が覚めた時よりも時間が経つにつれて
段々調子が悪くなってくるパターン。
ひたすら寝てました。
ついこないだまで、「最近、1日ベッド
から出られなくて休みを棒に振る、とか
無くなったなあ。そういうの、たまには
やってみたいなあ」と思っていたのだが、
はい、できました。キツいわー。


3時頃、ようやくベッドから這い出す。
今日はもう、家から出ない事にしよう。
一日、潜伏しよう。
夕方になって腹が減ってきたので夕食を
作る。冷蔵庫に豚バラと大根があったので
これを切って重ねてミルフィーユ鍋。
簡単で美味かった。


作っている間に悪魔が囁く。
「これ、ビールに合うよな」
冷蔵庫に1缶だけ残っていた。
たちまち誘惑に負ける。美味い。
そこで止めればいいのに「も少し飲もう
かしら」と外へ。潜伏日、たちまち終了。
酒の誘惑に打ち勝つのは難しい。


買ってきたビールをしっかり全部飲んで、
でも焼酎を飲むのはやめました。
ただいま夜10時。そろそろ寝ます。