長野はいいよな

8時過ぎに上田に着いて、早速撮影。
面白い。町並みとか光の具合とか。
遠景も良いし、何かモノに近寄っても
面白い。快調に撮影。


10時半頃、しなの鉄道で小諸へ。
快調なのに何故?と思われるかも
知れないが、理由があるのです。
少し撮影する。いつもよりじっくりと、
確認しながら何枚も撮る。


それからまた電車に乗って信濃追分へ。
駅から20分程歩く。木立が、光が
心地よい。ああ。やっぱりいいな
ここは。昨日までの嫌な時間を忘れる
なあ。ああ。


「追分はいいよな〜」
「木立はいいよな〜」
志村けんの真似をしながら歩く
(気持ち悪いな)。かくして目的地、
大好きな蕎麦屋、「ささくら」に到着。
ここで鴨つけそばを食べたかったのだ!
ずっと抱えていた鴨熱を、発散するのは
ここしかない。蕎麦!鴨!ついに!


……が。「臨時休業」の看板が。
膝から崩れ落ちる。またあ?去年の秋に
来た時も臨時休業だったのだ。
今日のメインはね、ここだったのだよ。
がっくりだよ。


幸い、近くの堀辰雄文学記念館は開いて
たので、観に行く。常設展の、父親に
宛てたハガキはいつ見ても笑う。元気に
なる。企画展はいつも、心がこもってて
楽しい。今回も笑ったり泣きそうに
なったりした。ここは場所も作りもいい。
妙に立派過ぎなくて品があるのだ。


元気を取り戻すが帰りの電車まで時間が
無い事に気付く。片道20分の道を走る。
美しい木立も柔らかな光も目に入らず、
鈍足をすっ飛ばして駅まで駆けてく48歳。
みっともない。


ギリギリで間に合って上田に戻る。
ああ、やはり蕎麦が食いたい。
撮影しながら20分かけて蕎麦屋
向かうが、もの凄く混んでたので
断念。家族連れは蕎麦食うなーっ!
…思わず暴言が出る。ああ。


その後も撮影を続けるが、急に
花粉症がひどくなり、泣く泣く中断。
ホテルに入って顔洗って薬飲んで、
疲れが出て寝てしまった。
でも、長野はいいよな〜。