鴨と生還

別所温泉からの帰り、途中で列車を
降りて撮影しながら上田まで戻った。
1時間半くらいか?やればできるじゃ
ないか。


上田からしなの鉄道に乗り、また
降りて少し撮影。再び列車に乗り小諸へ
戻る。駅前の「停車場ガーデン」で
コーヒーでも、とも思ったが、帰りの
バスまでそれほど時間がない事に気づい
た。そろそろ終わりだ。


軽井沢行きに乗る。何度も書くけど
良い町だ、小諸。岩手とはまた違った
穏やかさがある。


でも「癒される」じゃないんだよな。
底には力強さがある気がする。
小諸だけでなく、軽井沢も上田も。
だからここから帰る時はいつも元気に
なっている。来て良かった。


また来るぞー、と思いながら最後の目的
を達成する為に旧軽井沢へ。駅からまた
20分歩く。鴨だ。俺は鴨を食うのだ。
以前食べて美味かった店に飛び込む。


鴨せいろとビールを頼んだ。
まずはビールを……沁みるなあ。
そして鴨を。悲願の鴨を。この1週間、
夢にまで見た(大袈裟だな)鴨を!
…………美味いっっ!


しみじみと美味かったのである。
3日前の体調では食べられなかった
だろう。2日前でも味が分からな
かったに違いない。
余計に美味しかった。
俺は、今、生き返ったぞ!(だから
大袈裟だって!)


という訳で今は横浜行きのバスに乗って
いる。あっと言う間の2日間だった。
帰ったら5月の岡山での展示に向けて、
セレクトとプリントである。
昨年の「虹の下で」も観てもらいたいし
新作も出したいので、その2つを混ぜて
やりたいと考えている。
さて、どうなるか。


とりあえず、風邪がぶり返さないように
気をつけないとな。もう懲り懲りだ。