こないだ岩泉に行った時、従兄弟が
やっているバンドのライヴ動画を観せて
もらった。キャロル・キングとカーペン
ターズのカバーを演っていて、それが
すごく良かった。
特にリズム・セクション。
ドラマーはちょっと引いた感じで、
従兄弟の弾くベースは前に前に出てくる。
そのコンビネーションがすごく良かった。
ジェームス・テイラーみたいなシンガー・
ソングライターや、STAX系のソウル・
ミュージックを演っても上手そうだ。
ドラムの人はダニー・ハサウェイとか
好きらしいし。
僕はバンドごっこみたいなものを
かつてやっていたけれど、バンド内に
そういう音楽を聴く人が居なかった。
あと、叩ける人が殆ど居なかったので
僕がドラムを担当する事が多かった。
その前はＹＭＯのカバーバンドだったので
キーボードだったし。
誰かにドラムやベースを弾いてもらって
自分はギター、というのが長年の夢
だったのである。エルヴィス・コステロ
とかトッド・ラングレンとか。
やってみたいなあ。ゲストで、数曲で
いいから入れてもらえないかなあ、と
思ったのである。
ギター弾きとしての目標ができた。
キャロル・キングとジェームス・テイラーの
楽譜は持っているから練習しよう。
そこまでは良かったが、その後悪い病気が。
「どういうギターを使おっかなー！」
練習もそこそこに「デジマート」の沼に
再びハマり始めた。ライヴで使えるエレアコ・
ギターを探しつつ、今持っているエレキの
改良方法を模索し始めた。
「キャロル・キングならばギターはダニー・
コーチマーか。テレキャスターかしら。
うちのテレキャスをメンテに出さなきゃ。
ジャック交換して、ネックの反りを直して。
あとサドルをブラス製に交換しようかな。
いっその事ブリッジをMasteryに替えるか！
ピックアップもLindy Fralinに替えたいけど
なああああ！」
ろくに練習もしないで機材に凝る。
ギター弾きとしては最低のレベルである。
写真家だったら撮りもしないでカメラやら
レンズを語るようなもので、一番カッコ悪い。
でもまあ、全ては夢なのでいいかなと。
買えないから。
練習して上手くなった方が楽しいので
それはやる。けど、楽器探しも楽しいから
やります。
……そろそろカメラも買い替えなきゃな。
