自問自笑

朝から雪掻き。
外に出て見てみると、やっぱり
昨日の除雪車はイマイチだった。
掻き分けた雪は玄関前に山積み、
しかも完全に取りきれてなくて、
残りの雪は路上に押し固められている。
これじゃ除雪じゃなくて圧雪である。


金属製のスコップを出してきて、まずは
路上の固められた雪を剥がす。
放っておくとアイスバーンになって、
歩いた時に滑ってしまうからだ。
腰には結構な負担だが、やるしかない。


雪掻きの後は年賀状書き。今年もこんな
時期に書いている。結構早い段階から
準備してたのに。夕方に書き終わり、
買い物ついでに出しに行く。
という訳で、今年も僕の年賀状は遅く
なります。すんません。


人生でもそうそう無い、大きな変化が
あった1年だった。全て変わった。
この歳になってここまで生活を変える
のは決心が要ったが、それでも「岩手に
帰ってくるのはこのタイミングしか
無かったな」と何度も思った。


岩手に帰る時期は、それこそ岩手を出た
時から心のどこかで考えていたのだが、
今年より早くても遅くても難しくなった
と思う。家族然り仕事然りコロナ然り。
今月に入って父が入院してからは、特に
そう思う。


あとはまあ、ひたすら一人だった。
家族もいるし職場で孤立している訳でも
ないけれど、どこに行っても気が抜け
なかった。こんなに長く一人でいたのは
初めてかも知れない。
コロナのせいで、こちらの友達にも会え
なかったので、馬鹿話ができなかった。
何の役にも立たない、くだらない話が
したいなあと何度も思った。


一人で居ると、思考の刃の先が全て
自分に向けられてくる。
結果、これまでの人生を振り返る事に
なった。最初はただただ苦痛だったが、
次第に自分を客観的に見れるように
なってきた。


段々笑いがこみ上げてくる。
そりゃあね、人と衝突したりしますよ。
めんどくさいもの、あなた。
無駄に思い入れと思い込みが強くてさ。
我ながら、近くにこんな奴がいたら
めんどくせえなーって思うもん。
良かったな、川崎に出て横浜で暮らして
東京でも色んな人に会えて。
たくさん教えられたなあ。
そう思えたのは良い事だった。
手遅れかも知れないけれど。


まだまだ問題は山積みですが、
とりあえず年越しです。
来年は毎日を、もう少し身軽に
過ごせるようになろうと思う。