安堵と不安

長い長い1週間であった。
前回のブログを書き終えた後に父が再び
発熱して、14日にやるはずだった手術が
延期になった。


その日は仕事を休んで母と病院に行ったの
だが、こんなご時勢ゆえに病室に入る事が
出来ず、替えのタオルケットやら何やらを
置いて、午後から仕事に出た。
気が気ではない時間が続いた。


ようやく昨日15日の夕方に病院から電話が
あって、「熱が下がって様子が落ち着いた
ので明日手術します」と言われたのである。
それでも今朝10時まではいつ手術が行われ
るか分からない状態だったのだが、昼に
無事手術は終了した。経過も良好である。
少し安心した。長かった。


今回のお医者さんはとても穏やかな、
信頼できる方で、この1週間父の状況を
何度も、分かりやすく伝えてくれた。
こちらが気になる事を全て配慮して、
教えてくれた。
それも看護師さんからではなく、毎回
自ら電話してくれたのだ。
なかなか出来る事ではない。
今日の手術後も疲れていただろうに、
すぐ説明してくれた。ありがたい。


お医者さんだけでなく看護師の方々も
その他の方々も、とても親切だった。
皆さん忙しいだろうに、本当にすごい。
この病院の評判は聞いていたけど、
感服した。今度僕が骨折したら、この
病院を指定しようと思う(こらこら)。


僕と母はこれまで、やたら威張ってたり
こちらの質問にまともに答えなかったり、
「文句があるなら診察やめます」とまで
言うような医者を何人も見てきた。
専門外だから言い返す事も出来ないし、
下手すると父の扱いにまで影響したり
するので、堪えるしかなかった。


看護師もしかり。あまりにひどくて
怒鳴りたくなった事が何度もあった。
一度医師や看護師に不信を持つと、ありと
あらゆる事が信じられなくなる。それは
とても苦しい。そうならなくて良かった。


とにかく無事に終わったので午後から
大学へ。延び延びになっていた報告会に
出る。年休だから帰っても良いのだが、
自分で説明したかったのだ。
良いデータも出始めていたし。
少しは前向きな話ができたと思う。
次にやる事も決まった。


が、全て終わってホッとした途端に
腰痛が。先週から少し調子が悪かったの
だが、今週に入ってから毎朝家を出る
前に雪かきをしてたら一気に悪化した。
しばらく動けなかった。
持ってきたコルセットを付ける。
これを使うのは何年ぶりかしら。
やはり寒さのレベルが違うんだなあ。


腰痛の再発と、早くも凍り始めた路面に
ビクビク怯えながら家に帰った。
あと10日で冬休みだ。