時々、離脱

連休に入りました。


2日はこっそり休出。前の晩から終夜運転
していた装置を止めに行った。が。
化学棟に入れないのである。入口に鍵が
かかっていた。
嘘だろ、研究施設なのに休みって、と
思ったがそういう時代なのである。
しょうがないなあ、と思いつつIDカード
を挿したがはじかれた。うそお。


自分の所は入れたのにこっちは無理なのだ。
仕方ないので守衛さんに頼みに行った。
「すみません、入口が開かなくて」
「そりゃあ土曜日ですからねえ」
だからさ、研究室に土曜も日曜も祝日も
無いんだって!……いや、今は違うのか。


鍵を開けてもらって中に入り、実験室の鍵
も開けて乾燥機と真空ポンプを止めた。
その後自分の実験室に戻り、乾燥した
サンプルを計量して再結晶という操作をやる。
ここで11時半。ここまでやれば連休明けも
スムーズに仕事が進む。よしよし、帰ろう。


でもな、と思った。こんな後ろめたい思いを
してまで休出してもしょうがないな、と。
休出するのはやめよう。やり方を変えよう。
駅まで歩きながら考えた。


3日は一日家の仕事を手伝いながら(朝から
晩まで休み無く、色々あります)、合間に
床屋に行った。車に乗って、ネットで探した
店へ。これはちょっとした賭けだった。


かつて通っていた店はまだあるのだが、昔と
変わってしまった。腕の良い奥さんが一人で
切り盛りしていたのだが、いつからかちょっと
おかしくなってきて、仕事中ひっきりなしに
煙草を吸ったり店の中で猫を飼ったり。
あちこちに猫の毛が舞うようになった。
川崎に行ってからも帰省した時は通っていた
のだが、それを見て行くのをやめてしまった。


幸い、新しい床屋は当たりだった。
パッと見美容院みたいな所で(洗面台が無い!)
3人しか入れないし、ジャズが流れていて
「あらら?」と思ったのだが腕は確かだし
愛想もよかった。サービスも美容院ではなく
床屋のそれだし、料金も高くない。
引っ越す度に床屋選びは悩むのだが、今回も
一発で当たりだった。これは嬉しい。
まあ、そんな大した頭じゃないですけどね。


今日4日も朝から色々手伝っていたが、隙を
見つけて車で抜け出した。盛岡のアパートへ、
片付けという名の息抜き。ホッとした。
部屋もだいぶ整理されてきました。
寝袋と小型冷蔵庫が欲しい…。


そんな訳で3日間の近況報告でした。
基本、コロナとは関係なくステイ・ホームです。
家の中で色々あって出られません。
何とか理由を付けて一人になる時間を作って
いますが、どうやって写真を撮り続ければ
良いのやら。まだつかめていません。
結構きつい事もありますが、それもまた運命。
何とかしましょ。