半世紀到達

誕生日です。50歳になりました。
こんな軽い人間が50歳になって
良いのかしら?
「50歳検定試験」なんてものが
あったらどうなっていただろう?


『えーお仕事は?……写真家。はあ。
収入は?……ま、無いようなもん
ですな。え、他に仕事を?
赤バイク?それは正社員ですか?
……バイトね。で、ご家族は?
……お一人ですか。そうですか。
ツルタさんねー、これじゃ50歳とは
言えませんよ。せいぜい38歳』
落第である。


まあいい。朝から病院に行く。
レントゲンは異常なし、傷口もきれい。
これで通院も終わりか?と思ったら
お医者さんが「腕を上げてみて」と
言った。


横も上も、後ろに回すのもまだ不十分
なのだが、「では頑張って動かして
ください。来月また様子を見ましょう」
との事。もし動きが戻らなかったら
通院してリハビリしましょう、と。
ちょっとでも良くなると「はい終わり」
という医者が多いのに、完全に動く
まで親身になってくれるのだ。
これはありがたかった。


その後家に戻り、カメラを持って
外へ。「DOG RUN」シリーズの撮影を
やったのだが、天気が悪くなって光が
無くなったので早めに終了。
横浜に戻る。


誕生日なので寿司屋(廻るやつ)へ。
「サービスでウーロン茶かビールを
お付けしますが、どちらにしますか?」
と聞かれた。答えるまでもなかろう。
ありがたく頂いて、たくさん食べて
帰った。


所々想定外の事が起きた1日だったが、
穏やかに終える事ができた。
さ、50代だ。