辻斬り

病院に行く。レントゲンを撮り、診察。
手術以来肩に貼っていたテープを剥がし、
その下の樹脂製当て板みたいなやつを
外す。問題無し。


これで今日から普通にシャワーを浴びる
事が出来る。今まで左肩を濡らすなと
言われていたので、頭を洗うのが一手間
だったのだ。また普通の生活に近づいた。
良かったよかった。


とは言えまだ骨はくっ付いていなくて、
お医者さん曰く「乗っけてボルトで固定
してるだけ」。ひえー、不安だなあ。
次は19日に来てくれとの事。
先はまだ長い。


その後バイト先へ。労災給付金の手続き
を、と思ったら総務が「今月はもう間に
合わないかもねー」だと。
だったら早く言えや、こっちはずーっと
家に籠ってたんだよ、と思いつつ
「何とかできませんか」と頭を下げる。
来月無給って訳にはいかんのだよ。


何とか手続きを進めて、書類を書いて、
もう一度病院に持って行く。こんなに
歩いたのは久しぶりだ。いてててて。


家に帰り、自分の傷口を初めて見た。
肩から斜めに20cmくらいの手術痕が、
時代劇で言うところの「肩口から
バッサリ」という感じで残っている。
辻斬りかなんかに斬られたみたいな。


おー貫禄ついたなあ。でもまた手術
しなきゃならないんだよなあ……。
しょんぼりしながら服を着替える。
まあ、仕方ないね。