お久しぶり

最近また音楽をよく聴くようになった。
CDショップに通って色々探す、なんて
随分久しぶりだ。かつては毎日のように
出入りしてたのに。


読書なんかもそうだと思うが、音楽も
1枚をじっくり聴き込むのもいいが、
気になったものを片っ端から、とにかく
たくさん聴いていくことで掴めるものが
あるような気がする。


1枚気に入ったらその関連を片っ端から
聴いていって、そのうちまた新しいものが
見つかって。その繰り返しだったなあと。
……何だか年寄りの回想録みたいになって
きたな。いかんいかん。


一度そのペースを落とすとなかなか戻れ
ないもので、僕の中ではここ10年位の
音楽が完全に欠落しているのだが、
それを取り戻そうという気力は無かった。
かくして新しい補充はほとんど無いまま、
過去の在庫から引っ張りだして、という
聴き方を続けてきたのである。


その「空白」を取り戻そうとは今でも
思ってないのだが、とりあえず興味がある
ものを探そうという気持ちだけは戻って
きた。かつての「何でも聴いたるでー!」
というのとは別の穏やかな、でも貪欲な
感覚である。すごく楽しい。


ここ2週間程で買ったり借りたり教えて
もらったりした中で、気に入ってるのは
次の4枚。昔から好きなグループの、
でも持ってなかったものもあれば、最近
知ったものもある。
くるり "The Pier"
Lionel Hampton "Stardust"
Booker T.&MG's "Doin' Our Thing"
Bill Evans "From Left To Right"


それにしてもCDが安くなったなあ。
旧譜が1枚1,080円って!
ちょっと複雑な気持ちである。