投げ込む日々

軽井沢から戻って約10日。
生活はすっかり元に戻っている。
全く面識のない方々から送られて
くる様々な形状の紙片を、中途半端な
顔見知りの家に(挨拶と軽い雑談は
するけど、そこ止まりだ)、
ストンストンと投げ込む毎日である。


時々雨が降ったり、強い日差しが
射したりした。その度にずぶ濡れに
なったり汗だくになったりした。
……うーむ。こう書くと何だかえらく
詩的な仕事みたいに聞こえるなあ。
聞こえないか。


軽井沢での時間は随分と気持ちを楽に
してくれたが、体の方がまた少しずつ
疲れて来たようだ。
体の疲れは、少しずつ心に移行する。


日曜日に新宿に行き、写真関係の人達
と会って話をしたらだいぶ気が晴れた
のだが、翌日からはまた同じ、
投げ込みの日々である。


とりあえずあと1日働けば休日で、
給料も入ってくる。
懐が温かくなったら、心も晴れてくる。
………何だい、結局その話かい。