写真を見る日

唐突だが、今日は「写真を見る日」にした。
と言っても自分の写真ではなく、知り合いの
写真家から借りた大量の写真データを家で
ひたすら見て、選ぶのである。


前からやってみたいと思っていた。
できるだけ自分の癖や嗜好を外してセレクト
する事で、新しい写真の見方を得る事が
できるのではないか?なーんて思ったのだ。


遅い朝食の後、10時半から作業開始。
途中おやつ休憩を挿んで(眼と脳が疲れるのでね)、
19時過ぎに終了。いやあ、面白かった。
「こういう物の見方もあるのだなあ」と感じる事が
すごく多かった。


特に横浜など自分も撮っている場所の写真だと、
「ああ、まだまだだな俺」と思うのである。
見落としてたわ、あれもこれも。


写真家の中には写真学校の講師になったり自分で
ワークショップを始めたりする人が多いのだが、
経済的な部分を抜きにしても「なるほど、これを
やる理由は少し分かるな」と思った。
他人の写真を見る事で得るものは、すごく大きい。


しばらく時間を置いた後、自分が選んだ写真を
見直してみた。が。
....自分の写真と余り変わらんなあ(ははは)。
自分の癖を外すどころか、ほぼいつも通りじゃないか。
かえって写真の良さを消してしまってないか?
なかなか難しいものである。


という訳で、この試みは今後も続けますが、
自分のワークショップを持つ事は多分無いと思います。
使えねえもん、この先生。