続クラッシュ

朝から、某最大手宅急便が集荷に来るのを待つ。
壊れたハードディスクを点検に出す為だ。
なぜ集荷を頼んだかと言うと、精密機器なので
自分で梱包・発送しない方が安全だと考えたからだ。


とは言え、うちのバイト先の「赤バイク運送・
小包部門」になんか頼みたくはない。
こういう事は言ってはいけないが、あいつらの
いい加減さは普段、骨身にしみて知っている。


恩知らずと言わば言え、自分の写真とバイト先、
どちらが大事かと言えば迷わず自分の写真だ。
なのでこの会社の、パソコン専門サービスを
頼んだ訳だ。


朝10時過ぎにベルが鳴る。「はーい」と出てみたら
気の弱そうな若者が一人、手ぶらで立っている。
「ども」


え?包材とか持ってないの?と思ったら、
「あの、うちに連絡が入ったのが今日で、包材持って
来れなかった」んだと。
「お荷物を預かって、うちの営業所で梱包させて
もらっていいですか?」


たちまち不安になる。あの、大丈夫?
「これ、すごく壊れ易いから。て言うか、もう軽く
壊れてますから。ね?」
と何度も言ったが、この若者、反応がいまいち薄い。
すごーく不安。


「中身は何ですか?」と言うので「ハードディスク」と
答えたら伝票に「ハードデスク」と書かれた。
おいおいおい、お前は70年代のオヤジか?
「デスコでヘーバー」か?もしくは固い机か?
不安だぞ、俺は。本当に、不安だぞ。


どうでも良い事だが、小さい「イ」を書き足してもらった。
「責任を持って、配達させていただきます」
という若者の言葉を信じて、「よろしくお願いします」と
答えた。頼むぞ。


幸い、去年の「After The Rain」のデータだけは
パソコンに残してありました。それ以前の「sitting on the
dock」と「colored」は、プリントしか残ってません。
ほんとに、心から、復活を願うのである。