ブルー・シャチハタ

昨日の事。配達の準備をしていた時、
引出しの隅から僕のハンコを見つけた。
先週、配達先で無くしたと思っていた
ハンコが、突然引出しの隅から
見つかったのである。


思わず大声をあげた。
「あった、俺のハンコが、あったあー!」
周りから白い目で見られる程だったの
だが、それには訳がある。


この仕事ではハンコが結構大事で、
とにかく良く使う。無いと仕事に
ならない。なのでいわゆる「シャチハタ」
を使う訳だが、ずっと持ち歩いている
ので、何かの拍子に無くしてしまう。
配達先で落としたりとか。


無くしたら買えばいいでしょ、と思う
だろうが、「鶴田」のシャチハタは
店にあまり置いてないのである。
改めて製作する程珍しい名字ではなくて、
在庫はある。でも店頭には置いてない
ですよーというレベルの名字なのだ。
特別料金は取られないけれど、入荷まで
1週間かかります、というもので、
無くすと少し面倒なのだ。


一昨年の暮れに、買ったばかりの
シャチハタを無くしてしまった。
それまで使ってたやつは文字が欠けて
しまったので注文したのだが、使い
始めてすぐ配達先で無くしてしまい、
泣く泣くまた注文したのである。


僕が使うシャチハタは、ケースと
キャップを黒から明るいブルーの
ものに交換している(ヨドバシとか
ハンズなどで手に入ります)。
そうする事で他の人の印鑑と見分け
が付きやすくなるし、僕自身使ってて
ちょっとテンションが上がるのだ。


このシャチハタもそういう改造を
施した。そんなお気に入りを無くして
しまうのが嫌だったので、それから
1年間、メインでは使わずにウエス
ポーチに入れていたのである。
外仕事ではずっと、文字が欠けたやつ
を使っていた(出ました2号病)。


でもさすがにヘタってきたので、
今年に入ってからブルー・シャチハタを
メインで使いだした。なのに1週間で
無くしてしまったのである。
先週のバタバタの最中だったので、
余計にガックリした。


それが突然、出てきた訳である。
「Life is coming back!」である。
たかがハンコだけれど、帰って来ない
筈のものが帰ってきた訳で、そんな事は
そうそう無い。これは吉兆に違いない。


先週からの悪い流れが途切れたと、
その時に確信した。よおおおーし!
仕事は快調に進み、今週の4連勤も
無事に終わった。
ブルー・シャチハタ、大活躍でした。
なんかねえ、取り戻しましたよ僕は
(そうかあ?)。


もう1本、新しいシャチハタをネットで
手に入れてたので、現在は二刀流です。
こちらはブルー、というより薄い
パープルのケースで、これはこれで
気に入っている。
この2本で、働くぞー。
明日は休みだけどなー。


追伸
シャチハタでは「鶴見」と「鶴岡」が
定番で、どこに行っても在庫がある。
「鶴田」姓の方が多いんじゃないか?
と思うのですが……個人の見解です。