Morioka, 2022 Autumn

昨日と同じ量飲んだのに、今朝は
全く平気だった。
人間の身体って不思議ですよね。


今日は撮影、途中で大学にも寄って
行こうと思った。とりあえず撮影から。
仙北町駅で降りて撮影する、何度も
やり尽くしたパターン。でもやる。


明治橋を渡ったところでいい風が。
少しだけマスクをずらす。
ああ、盛岡だ。盛岡の匂いだ。
この辺は中学時代に過ごした場所なので、
一発でその頃の感覚が戻ってくる。
こないだ舟っこ流しの時も思ったけど、
この匂いが本当に好きだ。


最近やっと盛岡に馴染んできた気がする。
最初の年なんて、今まで感じた事の無い
抵抗感があったからなあ。
あれは何だったのだろう?
この街が嫌いになりそうだった。
2年ちょっと暮らしてきて、ようやく
昔の感覚を取り戻してきた。


盛岡南部を撮って、いつもの「車門」へ。
ここでゆっくり本を読むつもりだったが、
段々混んできたので長居しないで出る。
失敗した。こういう時に「車門」は
無かったな。他の喫茶店にすれば良かった。
でもここのコーヒーとピザトースト
大好きなのだ。


それから撮影、と思ったが古本屋へ。
友達が「あの本屋の2階が面白いよ」と
言ってたので。確かに凄かった。
途中、階段の脇に積まれた本でさえ
面白かった。それがきちんと整理されて
ないのがまた良い。
古本屋とかレコード屋を廻る楽しみが
そこにあるのだ。宝探し、である。


2冊購入。精算している時にレジ横に
「盛岡ノート」の初版があるのを見つけた。
布クロスの洒落た箱に入ってて、深澤紅子の
肉筆装画入り。限定45部。
欲しかったけど、買える値段じゃなかった。
でも欲しい。


それから少し撮影して、大学へ。
軽くやるつもりが結構しっかり実験して
しまった。終わった後mujinaに行って
溜まっているチラシやら何やらを片付けて
帰る。最後に開運橋から何枚か撮る。


盛岡撮影もそろそろ一区切りだ。
でも終わった後もずっと、撮るんだろうなあ。
今と全く違う見方を思いついたので、
いつかやってみようと思っている。