夕顔瀬

以前、盛岡の夕顔瀬橋について「江戸時代の
処刑場だった」と書いた事がある。
橋の下が処刑場で、斬り落とした首に夕陽が
当たって夕顔瀬、だと。
大学の同級生から聞いた話の受け売りだが、
改めて調べるとそういう記録は無かった。
お詫びして訂正致します。


なぜそんな事を書いたかと言うと、今朝
大学に車で向かう途中で事故を起こしそうに
なったからである。路面が凍結していたので
慎重に運転していたのだが、ある交差点で
停止しようとして突然滑り、前の車に追突
しそうになったのだ。


「いかんいかん」と隣の車線に逃げようと
したらそこにもバスが止まっていて
「あーあーあー」。
更にハンドルを切って道路から外れて
追突を免れたのだ。


「なんでまた突然」と思ったら目の前が
夕顔瀬橋だった。「怖いなー」となり、
早速調べたのである。
何の関係もありませんでした。
単なる運転ミスです。


同級生を弁護すると、彼は非常に霊感が
強い人で、みんなでドライブしている時に
突然青い顔をして「なんだ、ここ…」とか
言い出す事があったのだ。それが決まって
何か起きた事のある場所だった。
その彼が「夕顔瀬橋の辺り、気味が悪い」
と常々言っていたので、そこから始まって
何か取り違えたのだろう。


調べてみるとこの辺は前九年の役で戦場
だったらしいし、「夕顔瀬」という地名も
そこに起因しているようだ。「顔に夕陽」
では無いけれど。どこか陰がある場所
だなあ、とは僕も思う。
あながち間違っている訳でも無いのだ。


ちなみに処刑場は小鷹橋という所にあった
そうで、僕が通っていた中学の近くだ。
そういや大きな石碑があったな。
近くに友達の家があって、彼は2代続けて
医者をやっている。なんか無理矢理色々
繋げたくなるけど、多分何の関係も
無いだろう。


デマばかり並べてしまいました。
悪気は無いけど、気を付けよう。
よく確認しないとな。
まともな情報が少なくなっているから。