Hard Times Come Again No More

今年の前半はなかなか充実していた。
2回の個展では昨年の「虹の下で」から
始まった新しい段階を、より進める事が
出来たと思う。
その他「四号線」への参加、私家版
写真集「SIGNBOARDS」の制作など、
色々やったがどれも貴重な経験になった
と思う。楽しかった。


でも今年は8月のバイク事故が全てだな、
と思う。正直、それ以前の事が遥か昔の
事のように思える。


いまだに事故の原因が分からないので
(気を抜いてた訳でもないし、焦っても
いなかった)、「なぜこんな事になった
のだろう?」とずっと考えている。
従兄弟に言われた一言がずっと心に
残っている。
「事故はそれ以上の災難を防ぐ為の
厄落とし、って聞いたよ」


僕も同じ事を考えていた。あの先に、
何があったんだろう?
怪我する直前、色んな場面で「生活の
仕方を変えないと」とは思っていた。
「なんか行き詰まってきたな」と。
なので、余計にそう思ったのである。


酒や煙草を止めたり(酒はまた少しずつ
飲み始めているが)、外食を控えたり
しているが、「そんな事でいいのか?」
と思っていた。もっと根本的に変える
べきところがあるのではないか?
ずっと考えていた。


そして今週、その根本に関わるような
出来事が幾つか起きた。
上手く説明できないが、「またこんな
事になってしまったな」という感じだ。
組織とか対人とか自己制御とか、
相変わらず上手く出来ない。


かつて、20代後半から30代初めにも
似たような状況に入り込んだ事がある。
結果僕は、生活の全てをやり直す事に
なった。
全ては自分に原因があるのだが、
変えて行くにはエネルギーが要るなあ。
でもその先に良い事があるんだろうな。
やれやれ。


とにかく、今年も終わりです。
来年こそは、穏やかに過ごせるといい
なあ。僕の家族も友達も、この駄文を
読んでくれた方々もみんな、健康で
穏やかにいられますように。
では、良いお年を。