時間もお金も無いけれど

という訳で続きです。
展示の準備作業なんて、ほんとは大した
仕事ではないのかも知れません。
写真専業でやってれば。
でもなかなか進まない。
今回は兼業作家の難しさを、改めて思い
知ったのである。
時間が取られる、気持ちが取られる。
最近忙しかったしね、赤バイク。


8時まで残業して帰って、床に写真を
並べてセレクト。最初は全く集中できなくて、
並べながら寝てしまったりしたが、
段々と続けられるようになってきた。
ま、時間無いからね。やらなきゃね。


何とか構成してみたが、どうにも納得できない
ところが幾つか。なのでまた蒼穹舎へ。
大田さんに見てもらう。カラーの流れは良い
けどモノクロが違うよね、と言われる。


で、その後に言われた一言が大きかった。
それが何かは、ここでは書かない。あまりに
さりげない一言で、その大きさを説明するのが
難しい。展示を続けてる人、自分で何とかしよう
としている人なら分かってくれると思う。
長年写真の並べ方が分からなくて苦しんでた
僕にとっては目の前の霧が、少しだけど晴れる
ような言葉だった。ありがたい。


今回の展示は、自分に問いかける事が多い。
「なぜ今、盛岡でやるのか?」とか。
でも確実に、今までに無い経験ができている。
予算も協賛もスタッフも無く、一人で
全てやる事で分かった事がたくさんある。
それがすごく大きいなと思うのである
(あ、真面目になってしまった)。