追分にて(後編)

堀辰雄文学記念館は何だか心地が
良い場所で、何故かなあと思いつつ
2階へ上がろうとして気付いた。
岩泉の、母方の実家や親戚の家の
空気だ。嬉しくなる。


その後古本屋である追分コロニー、
そして再び油やへ。うちの相方は
この時間を「仕入れ」と呼んでおり、
真剣かつ丹念に吟味した後、
かなりの量の書籍を購入していた。


まったくこの人は、どこに行っても
暇さえあれば本かポストカードを
買っている。
読めるんかい書けるんかい、と
突っ込みたいけどまあ仕入れだしな。


信濃追分駅まで戻り、小諸駅前で
食事してホテルへ。
大浴場と足つぼマッサージ機で
ここ最近の疲れを一気に落とす。
その後こないだ買った高田渡
「バーボン・ストリート・ブルース」
を一気に読む。良い!


あまりにも気分が良かったので
またしてもビールを買い足して
一気呑み(最近こういう『買い足し』
が多い。ダメだなー)。

初日からはしゃぎ過ぎました。
反省はしないけど。
眠気が尋常じゃないので
そろそろ寝ます。
……子供の遠足文でした。