Beatbox

リズムボックスが欲しい。
昔からちょこちょこ集めてて、一度
全部売ってしまったのだけれど、
最近また欲しくなっている。


ローランドのCR-78とかTR-66みたいな
古いリズムボックス、自分で打ち込むやつ
じゃなくて最初から色んなパターンが
入ってるやつ、が欲しい。
実際のパーカッション音をサンプリング
したやつじゃなくて、アナログで一から
音を作ったやつが好きだ。


リズムボックスから始まってそれに生演奏を
ラフに被せるスタイルが僕は昔から大好きで、
自分でもやってみたいのである。
スライ&ファミリー・ストーンとかティミー・
トーマスとか、70年代のソウル・ミュージック。
もちろん80年代のテクノやニュー・ウェイヴ。
トーキング・ヘッズの映画「Stop Making Sense」
でデヴィット・バーンが「Psyco Killer」を演奏
する所とか大好きだった。ローランドTR-808
アコギだけで、後半TR-808が暴れまくって。
ホール&オーツの「I Can't Go For That」とかも
大好きだったし。


いま自分一人でやるならそういう音楽だな、
と思ってたらこないだテレビで五木ひろし
それをやっていた。
八代亜紀の追悼特集、過去の映像だったが、
昔クラブでやっていたスタイルで演っていた。
ローランドTR-66と五木ひろしが弾くガット
ギター(この人、ギターマガジンにも載ってた
程のギターマニア)に合わせて二人で歌う、
というのがめちゃくちゃカッコ良かった。


リズムを鳴らしっぱなしでも十分良いのだが、
五木ひろしが歌の途中でTR-66を突然止める
のがカッコ良くて痺れた。
フットスイッチで音を切ってブレイクを作って、
またスイッチを入れて歌い出すのである。
「ヒップホップじゃないか!」と思った。


昔ながらのスタイルで、ありふれているけれど、
やってみたいのはそういう音楽だ。
リズムボックスの上にギターとアナログシンセを
載っけた編成で、色んな音楽をやってみたい。


だからリズムボックスが欲しいんですけどね。
来月無職になるので買えないわー(ははは)。