タピオカ

タピオカミルクティーが飲みたい。
一体どんな味がするのかしら。


「また若ぶって〜」とか言われそうだが、
そういう事ではない。単純に飲んで
みたい。気になる。


「じゃあ店に行けばいいじゃん」となる
のだが、これが恥ずかしい。
オッさんがタピオカミルクティーの行列
に並ぶのは、結構勇気が要る。


友達に付き合ってもらうのもなんかね。
昨日も友達とお茶を飲んでいたのだが、
「今度タピオカ飲みに行かない?」とは
言い出せなかった。恥ずかしくて。


ドトールとか、何ならコンビニにも
あるじゃない」と思うかも知れないが、
それにも抵抗がある。そこで飲んだ物が
美味しくなかったら、二度と飲めなく
なる可能性がある。


トムヤムクンの場合がそうで、「どんな
味がするのかなー」と思ってとりあえず
インスタントのやつを飲んだ事があるの
だが、あまりの不味さに吐き出して
しまった。僕としては大変珍しいのだが
最後まで飲めなかった。
その後も何度か挑戦したが変わらず、
今更専門店で注文しようとは思わない。


それは何だかもったいない事だな、と
思うのだ。ほんとの味を知らずに
「あれ、美味くねえよ」と決め付けて
しまうのは、小さな無知をまた一つ
増やす事になる。


それは嫌なので、まずは人が美味しいと
いう所で飲みたいと思うのだが、まあ
こんなザマである。そうこうしている
うちにまた一つ無知が増えそうだ。


という訳で誰か誘って頂くとありがたい
のです。もちろん女性が好ましい。
「行きませんか?」と言われたら「えー
美味いのそれ?」とかぶつぶつ言いながら
しっかりお供致しますので、どうか
ひとつ(なんだそりゃ)。