紙の館

午前中は古いパソコンと要らない本を、
別々の業者さんに引き取ってもらった。


パソコンの方は20年前に買った初期型
iMacで、15年前から箱の中にしまい
っぱなしだった。
すなわち前回の引っ越し前からずっと、
使いもしないのに持っていた訳で、
我ながら未練がましいというか何と
いうか。


こういうモノがあちこちから出てきて、
自分でも時々膝の力が抜けるのである
が、何とか片付いてきた。
ようやく前の部屋の片付けが終わりに
近づいた。今日から今の部屋の片付けに
入っている。


写真関係は全て分類して収納した。
古いカラーネガだけは整理できずに
箱の中に放り込んでしまったが
(いつか暇ができたら掘り起こして
みよう。いつかね)。


洋服もあとは洗濯してしまうだけ。
本もCDもDVDもほぼ終わり。
だがその他にも段ボール箱で10箱か
それ以上の荷物がある。


「一体何がこんなに」と思って中身を
見ると、細々したものばかりだ。
でもなぜか捨てられない。多いのが
ノートだの書類だの色んな資料だの、
ざっくりまとめると「紙」だ。
とにかく多い。


未使用のノート、メモ帳もたくさん
あって、これがまた捨てられない。
「いつか使うから」とか言って残した
のに、また新しく買って増やして。
馬鹿である。
前の部屋ではこれらがテーブルの周り
一体に敷き詰められていた。
そりゃ息も詰まるわ。


という訳で、少しずつ減らしている。
だが10箱だ。先は長い。
溜め息ばかり出るのである。はあ。