長い夜

その昔サラリーマン時代、会社の飲み会
でよく歌ったのが松山千春の「長い夜」
だった。


ああいう場ではみんなが聴きなれた曲を
一つでも歌うと和む。若手の下っ端が
そこでちょっと馬鹿な事をやると会が
盛り上がる、気がした。
いや本当は目立ちたがり屋なだけだが。


で歌うのだが、当時テレビの物真似番組
でよくやってたのがサビをやたら長く
伸ばすやつで、「このあーいをー、ちか
ーーーーうーーー」というものだった。
皆が真似していた。


僕は他人と同じにやるのが嫌だったので
、これを更にデフォルメしていた。声の
高さと声量には自信があったので、その
前の「ながーーい夜を」の所から倍の
長さでやる。「ながーーーーーーーい
よるーをーー」。


最後の所は更に長く、しかも歌いながら
宴会場を駆け回るというパフォーマンス
をした。
「ちーかーーーーーーーーーーーーーー
うーーーー!」


声が大きいのでマイク無しでもやれた。
馬鹿である。 誰に似たのやら(一族に
こんなお調子者はいない)。


でもまあ、よくウケた。偉い人も若い人
も笑ってくれたから嬉しかった。
一度ウケると、しつこい性格なのでまた
何度もやる訳です。馬鹿だなあ。


なぜそんな昔の話を書いたかと言うと、
肩が痛くて眠れないからである。
現在深夜2時半。10時にベッドに入っ
たが、30分毎に目が覚めてしまう。
朝まであとどれ位、眠れるだろう?
長い夜を飛び越えてみたいなあ。