連休その2・広重!

2日は相方を見送った後、一人で
サントリー美術館に行き歌川広重展を
観た。先月ある場所で「冨士三十六景」
の中の1枚を観て、衝撃を受けたのだ。


サントリーでの展示は晩年の「六十余州
名所図会」と「名所江戸百景」を中心と
したものだったが、構図の大胆さと色調
の豊かさに、改めて凄いなあと思った。


何年か前に「東海道五十三次」を観た時
にも感じたが、これはカメラが無い時代の
スナップ・ショットだなと思った。
「僕にはこう見えた」という、場面の
切り取り方が凄い。一見何でもない場所
なのに。
本来温暖な土地に雪を降らしてみるとか、
そういう創作の部分もあるけれど、
画面の切り方はまさしくスナップだった。


何度も見直し、はーっと溜め息をつき
ながら帰ろうとしたら、原宿の太田記念
美術館でも広重展をやってるとか!
とりあえずその日はもう遅かったので
帰り、今日そちらも観に行ってきた。


太田記念美術館の方は「東海道五十三次
と「冨士三十六景」。最初に観て衝撃を
受けた「武蔵小金井」も観る事ができた。
これ、かっこいいです、ほんとに。
スピード感さえ感じるのだ。


良いもの観たなあ。
豊かな気持ちで帰ってきた。
財布の中身はすっからかんだが。