喉元過ぎれば

昨日、エアメールが届いた。
ソウルフォトで一緒だった河野くんからだ。
筋金入りのバックパッカーである彼は、
展示が終わってからもソウルに滞在しており、
これから香港に向かうのだと書いてあった。


今回のソウルフォトでは、彼に随分助けて
もらった。日本での彼はいつも飄々として
いるのだが、ソウルでは非常にタフで
男気がある所を見せてくれた。
僕ら年長組には細かい気遣いを、年下の
メンバーには笑いと安心を。
大したもんだと思った。


かつ、そういう人にありがちな
「俺、みんな分かってるから」的な所が無い。
そういう品の良さも含めて「すごいな」と
思っていたのである。


ソウルでの展示もすごく良かった。
展示作業をやっていて、楽しかった。
それは齊藤くん、関口くん、植村さんという、
まだ写真集を出してないメンバーも同じ。
全員がその個性と能力を発揮したワクワクする
展示で、正直「ちくしょー」と思ったのである。
ああいう展示を、またどこかでやりたいと思った。
次は負けへんでー。


いかんなあ。時間が経つにつれ嫌な事を
忘れてしまってる。ま、いいか。