実験作

寒いのである。
赤いオオトバイに乗つてゐると、体の芯から
冷え込んでくるのである。
厚手の外套やら手袋やら、防寒着はそれなりに
着込んでゐるのだが、あまり効き目は無いやうだ。


赤いオオトバイのハンドルには「グリツプヒーター」
なるものが装着されてをり、スイツチを入れると
電気でハンドルが温まる仕掛けとなつてゐる。
秋ならば熱くてハンドルが持てない位なのだが、
この時期はそれほど温かくは感じない。
尤も、無ければハンドルを握る度に手が凍りつく
やうに冷たくなるので、必要である事は確かだ。


‥‥‥‥。
かうやつて旧仮名遣ひで文章を書いてゐると
少しは寒さが伝はるかと思つたのであるが、
それほどでも無いやうだ。
書く時間ばかりかかつて、何の内容も無いし。
所々使ひ方を間違えてゐる気もするし。


という訳で本日はこれでおしまひとさせていただく。
今日のブログは実験作でした。