曇りのち少し晴れ

呪われた一週間であった。毎日「よくもまあ」と呆れるほど面倒な事が
起こった。それだけなら大した事は無いのだが、久々にミスしたり、
それ以外の何やかやが次第に積もり積もってきた。


気が付けば、心の中は曇り模様。バイト先では人と会話する事も少なく、
表情が無くなっていくのが自分でも分かった。
エレベーターで地下に潜っていくような感覚。ああ、久しぶりだなこれ。
子供の頃から何度も経験していた感覚だ。辛いとか悲しいというのとも
少し違う。深刻なものは何も無いが、ただただ曇っているのだ。
冷えて、閉じている。


そろそろ写真のセレクトをやろうかとか、気温が上がってきたので
フィルム現像をやろうとか色々やりたい事はあるのだが、どうにも
体が動かない。
これは長引くかもなあと思っていた時、2日続けて別の友達に会う
機会があった。


東京で、次の日は横浜で一緒に飯を食い、話をする。相談するでもなく、
愚痴をこぼす訳でもなく、他愛のない話を延々と。
今朝目が覚めたら、気持ちが晴れていた。
まったくの快晴ではないけれど、すこーしだけ陽が差した。
多分もう、大丈夫だ。友人達に感謝である。また助けてもらったな。
ありがたいなあ。


四十過ぎてだいぶ経つけど、自分の事はなかなか上手くコントロール
できないんだよなあ。