44ビート

誕生日です。44歳になりました。
昨年も書いたが、なーんの感慨も無いのである。


そもそも「四十いくつ」という数字がいまいち好きではない。
なんかこう、弾まない感じがするのだ。中途半端に重い。
「僕、30過ぎちゃいましたー!」と言うと「ははは、君もいい歳に
なったねえ」とか「まだまだ若いじゃないか」などと明るく反応できる
のだが、「私、四十を過ぎまして」と言うとちと違う。
「はあ、そうですか。責任が重くなりますねえ」だの「そろそろ体には
気を付けないと」という言葉が自然と出てくる。


半面もっと上の世代になるとまた違ってくる。こないだ高橋幸宏のHPを
見たら、ドラムを叩く写真の上に「60beats」なる言葉が書かれてあった。
なんだ?と思ったら、今年60歳になるんですね。
かっこいいなあ、と思った。8ビートでも16ビートでもポリリズム
でもなく、60ビート。60を越えても新しいビート(音楽)を創るぞ、
という強い意気込みを感じるのである。


よおし。俺も負けちゃいられない。ここは気合いを入れ直して、
「44ビート」を奏でようじゃねえか。よおし。
....44ビートかあ。メトロノーム音みたいでいまいちだなあ。