信頼のブランド

大事にしていたスニーカーの底に穴が開いた。
コンバースのワンスター。朝、買物に行こうとして気が付いた。
5年以上、大事に大事に履いてきたのだが、とうとうダメになった。


靴が無い。もう考えている時間は無い。早く買いに行かなくちゃ。
電車に乗って上野アメ横へ。狙い通り、白地に赤のワンスターは
まだあった。さすが上野!
....と思ったのだが、サイズが無かった。残念。
仕方ない、もう諦めよう。高いしな、この靴。
色がどうしたとか、もういいや。存在してくれるだけでいい。
....何だかフィルムや印画紙みたいな話になってきたな。


がっくりしつつふと脇を見たら、昔の型のアディダス・スーパー
スターが。復刻版だが、これこそまさにスーパースターだ。
やっと見つかった。よし、買おう!と思って値段を見たら、
何と14,700円。


ふざけんな、である。こないだまでどこでも普通に売ってたやつが
倍の値段だぞ。普通のものを倍の値にして、安っぽい作りのやつが
「俺、スーパースターだから」と売られているこの事実。
人を馬鹿にするにも程がある。あー腹立つ。


ここ20年くらいで10足以上は履き潰してきた「相方」が
無くなるのは寂しいが、さすがにこの値段じゃなあ。
同じアディダスの、ベッケンバウワー・オールラウンドという靴を
買って帰った。


これはこれでかなり気に入ったけれど、でも結局また、
スーパースターかワンスターを買いそうな気がする。
結構、しつこい性格なのである。