スピーチ・バルーン

釜石撮影の2日目。今日も6時20分発の列車に乗る。
今日は釜石に泊まるつもりだ。帰りの列車を気にせず、
夜も朝も撮ってやれ、という訳だ。わくわくする。


今日は今まで行った事の無い地域を中心に撮る。
日の出通りの近くを撮っていたら、どこからか大瀧詠一
「A LONG VACATION」が流れてきた。
埠頭に流れていく「カナリア諸島」やら「シベリア鉄道」は、
しみじみとした感慨を持って僕に響いてくる。


特に「スピーチ・バルーン」が何とも言えず良かった。
これまでも撮影しながら、昔の事をついつい色々と思い出して
しまっていたのだが、これで一気にグッと来てしまった。
....いかんいかん。流されてはいけない。


気を取り直して撮影を続ける。いつもなら2〜3時間毎に休憩するのだが、
今回はそういう気にならない。昼飯も昔よく食べた「大正軒」のたい焼き2個だけ。
ホテルにチェックインして荷物を置いて、すぐまた撮りに行く。
日が暮れても撮る。夕飯を食い、軽く酒を飲み、まだ撮る。おらおらおらおら。
夜9時、さすがに足が動かなくなって終了。絶好調、なのか?