歯も長い友達

昨日、歯医者に行った。だいぶ馴染んできた仮歯をいきなり
「パカッ」と外されて、あちこちグリグリとやられた。
「いでででで」
「やっぱり?じゃ麻酔しますね」
分かっているならすぐ麻酔すりゃあいいのに。


麻酔が効くまで待機。目の前の窓に顔が映っている。「ニカッ」と
笑うと、ああ懐かしの歯抜け男。そうなのよね、本当の僕はそうなのよね。
何となくカツラを外されたような気持ちになる(付けてないですけどね)。


欠けた歯に詰め物をして仮歯を安定させる、という作業らしい。
どうでもいいけど、なんで歯医者の作業は謎が多く、そして全てが
怖いのだろう。
眼をつぶっているから余計に怖い。今、何ヲサレテイルノダ、俺ハ。
しばらくあちこちをグリグリとされて、おしまい。
最後は美人の歯科技工士さんがヅラ、じゃなかった仮歯をパコッと
取り付けて終了。次は来週ですと。


気のせいか仮歯が前よりしっかりした気がする。ただ、また微妙に
歯の位置?が変わったのだろうか。せっかく慣れたのにまたしゃべり
にくくなったような気がする。今日も気合いを入れてしゃべらないと
すぐに永六輔だ。「せき、こえ、のどに浅田飴」...あ、似てる。