クレーマー、クレーマー

午前中に宅急便が届くと言うので、部屋で待機。
が、1時を過ぎても来ない。いくら何でも遅いな、と思い
ネットで確認したら、「不在のため持ち戻りました」と出てきた。


不在通知も何も入って無かったので電話したら、結局は違う部屋に行って
しまったのだと分かった。まあ、こっちも同業だし、休日の午前配達が
いかに大変かはよく知っている。間違える事もあるさ、そりゃ。


少々の事は大目に見るつもりだったのだが、そこに至るまでの
コールセンターの電話応対の悪さにカチン!となる。
「そんな事言ったってしょうがないでしょ。あんたが部屋に居なかったんじゃ
ないの?持って来い?いま言われてもねえ」てな感じだ。


脳みそが沸騰する。
「もう待てん。すぐ持ってこい。ガタガタぬかすな。さっさと連絡せえ」
電話を叩き切る。ふざけんな、人をクレーマー扱いしやがって。あ、でもクレーマーか。


かわいそうだったのが配達を間違えたドライバー。
「すみません、すみません」と謝りながら荷物を持ってきた。
いやいやいや、あなたの気持ちは分かるのだ。頭を上げてください。
でもね。コールセンターの、あの態度は無いぞ、と言ったらまたドライバーが
泣きそうになる。「いえ、間違ったのは僕なんです。ほんっっっとうに済みません!」
いやいやいやいや!


ドライバーが帰ってからふと思った。
そういや僕も、コールセンターのオバさんに「お客さんがかなりお怒りで」と
言われて謝りに行った事があった。その割にお客さんに会ってみるとそうでも
なく、逆に恐縮してしまった記憶がある。


そうか。
コールセンターのオバさんの、横柄な態度が眼に浮かぶ。お前らか。
一瞬イラッとするが、すぐに考え直す。彼女達にも色々あるんだろう。
人には、色んな事情があるのだ。


さ、ギャラリーに行こ。