猫に学ぶ日

忙しい。プリントを始めると他の事が忙しくなるのは何故だ?


写真集のプリントをしていた時もそうで、余りにも忙しくプリントが
進まないのでイライラしてたら、10数年ぶりに椎間板ヘルニアが再発してしまった。
朝起きたら体が一枚板になっていたのである。どうにもこうにも動かない。
イライラとヘルニアとは関係無いかも知れないが、さすがに参った。
そして、すぐに開き直った。「動かないんだから、しょうがねえや」
開き直ったら気が楽になった。プリントも、その後の方が調子良く進んだかも。


今日もバイト中ちょっとイライラしかけていたら、
馴染みの猫がやってきた。いつも塀や道路に体をズリズリと擦り付けながら
歩いているので、「ズリ」と呼んでいる猫だ(安易だなあ)。
「ニャア」と鳴きながら僕の足にズリズリとすり寄ってきた。
そのうち道路の上をゴロゴロ転がりだした。何がしたいんだ、お前は。


しばらくそれを見ているうちに、「ま、いっか」と思うようになった。
しゃあない。そのうち何とかなるだろう。そう思ったら「ズリ」は急に
起き上がり、サッとどこかに消えてしまった。


奴は何か解っていたのだろうか。猫に教えられた一日であった。