Carry That Weight

今の仕事に応募した時、求人票には「研究
補佐員」と書いてあったのだが、辞令には
「特任研究員」と書いてあった。
その瞬間、嫌な予感はしていたのだ。


一昨日、教授から突然「1年間の報告書を
作成してください。書式は卒論と同じです」
というメールが来た。
言われてみれば当然で、お金もらってるの
だから、そりゃ報告書は要求されるわな。
しかも「特任」とか付いてるし。
でもね、「卒論と同じ」ってなに?


要は論文を書けと言ってる訳で、数十ページ
の考察を加えた文章と、それを証明するデータ
を一式揃えなければならない。
現段階で、最低限必要なデータがいくつか
足りないから揃えなければならない。
自慢じゃないが考察なんか全く頭に無かった。
「特任研究員」という職名が背中にずっしり
のしかかる。やっと腰痛が治ってきたばかり
なのに、腰椎ごと折れてしまいそうだ。


それにしても相変わらず連絡が遅い。
「締切は?」と聞いたら「31日まで」だと。
ま、そうでしょうねえ。だったら遅くても
年明けすぐに言って欲しかった。
学生さん達が秋から進めてきた仕事を、
僕には今月一杯で仕上げろと言う。無茶だ。
「目次だけ先に出してくださいねー」だと。
あのね。


「いまパソコンが使い物にならないから
無理ですう」と言いたかったが、数日前に
総務グループがノートPCを貸してくれた
のよね。Windowsの、新しいやつ。
やるしかねえか。


本当は今のうちに基質を作りだめしておき
たかったんだがなあ。それが足りなくてここ
数ヶ月苦労したので。やるなら今しか無い
なあ、あとはあの実験もやりたいなあ、と
思っていたのに、全部吹っ飛んでしまった。
あーあ。


すみません、愚痴ばかりで。
早速学生さんから卒論のファイルをコピー
させてもらったので、この土日でなんか
始めようかと思ったのだが、気が重くて
開けなかった。ま、明日からやります。
♫Boy, you're gonna carry that weight
Carry that weight, a long time♪
……あーあ。