軽井沢、小諸へ

朝早く池袋発のバスに乗る。
お昼前に軽井沢に着く。絵に描いたような
避暑地の風景。誰がどう見ても軽井沢。
あまりの出来栄えに笑いつつ、大きな荷物を
預けてまずは信濃追分へ。


これまた絵に描いたような木立を抜けて、
追分へ。かつての中山道、宿場町だ。
まずは腹ごしらえ。蕎麦屋に入る。
「おしぼりそば」という、辛味大根の絞り汁で
食べる蕎麦を頼む。味噌や鰹節を薬味で
入れるのだが、これが初めて食べる味。
めちゃくちゃ美味い。
友達が頼んだざるそばや天丼も分けてもらう。
絶品。


デザート?として頼んだそば団子がまた
変わってて、揚げた団子の上に自家製の餡と
バター。うわ何これ?と思ったが、よく
考えればこれは昔懐かし盛岡・福田パン
あんバターパン、団子版ではないか!
これは美味い!


大満足の食事を終えて、かつての老舗旅館を
改造したスペース「油や」と、隣の「追分
コロニー」で古本を見て回る。
それから堀辰雄記念館へ。
じっくり観た後再び油やへ行き、辻まこと
画文集を入手する。表紙の絵(まるで小島一郎?)
と「多摩川探検隊」に惹かれて
追分コロニーでは「陶磁郎」の第1巻を発見。
これを作った故・入澤美時さんは僕の恩人だ。
色んな事を思い出す。


軽井沢に戻り、軽く夕食を済ませる。
その後今夜からの宿泊地・小諸へ。
静かで穏やかな城下町。良いところだ。
大浴場、しかも温泉(!)で疲れを取り、
その後当然ビール。


撮影ではなく、ただ体を休める為にここへ
来た。望んだ通りの穏やかな時間だったが、
その後観たニュースに驚く。
同じ長野県の御嶽山で大きな噴火が起こった。
言うべき言葉が見つからず、ただテレビを
観ていた。