楽しい暗室

本日でキャビネサイズのプリント終了。今回のプリントは楽しかった。


なにが楽しかったかと言うと、まずは締切りが無い!(ははは)
いつもの個展だと、搬入の40日前くらいまでにDM用の写真を
用意してくれ、と言われる。他の写真家には最初から「これ!」
と決めてDM用に焼く人も多いのだが、僕にはこれができない。
たくさん焼いて、絞って絞って「これかな」となるので非常に
時間がかかる。毎回ギリギリ、或いは締切りオーバーである。
今回はこの締切りが無いので非常に気楽であった。


だが、何よりも暗室作業そのものが久しぶりで楽しかった。
トリミングだの覆い焼きだの焼込みだの、いやあ楽しいこと!
「colored」ではそういう作業を全て封印していたので、
とても新鮮だったのだ。


時間に余裕があったので、色々試してみたりもした。
この「遊び」が化学の実験みたいで、また楽しい。


今回プリントしたのは一昨年の暮れから年明けまで撮っていた
「夜シリーズ」と、それ以降少しずつ撮っていた神奈川・東京の
写真である。どんなものになるかはまだ分からないけれど、
とりあえず、楽しませていただきます。